尾瀬ヶ原 福島県の檜枝岐村、新潟県の魚沼市、群馬県の片品村の3県にまたがる高原「尾瀬ヶ原」。約1万年前に形成された湿原で、「尾瀬国立公園」に属しています。 湿原めぐりの地として名高い尾瀬ヶ原。標高1,400mの盆地となっており、東西6km、南北2kmにわたって草原が広がります。 水芭蕉(みずばしょう)や水苔など湿地にしか自生しない貴重な天然記念物が数多く生息する自然豊かな土地のため、歩道以外の立ち入りは制限されています。見所である高山植物の見頃は5月後半〜6月初旬にかけての水芭蕉、6月中旬〜7月上旬にかけてのワタスゲ、7月上旬〜下旬にかけてのニッコウキスゲ。 そして尾瀬ヶ原から半径10kmは開けた場所になっており、「燧ヶ岳(ひうちがたけ)」や「至仏山(しぶつさん)」といった周辺の山々を360度眺望で見渡せます。尾瀬の山開きは、毎年5月に開催されます。周辺地区の物産品を扱った屋台も出店し、毎年大勢の観光客で賑わいます。また、尾根は時間によって様々な顔を見せるので、山小屋に宿泊し味わうことがおすすめ。
照葉峡 群馬県の最北端、みなかみ町に位置する「照葉峡(てりはきょう)」。豊かな自然と温泉に恵まれ、谷川岳、利根川の源流域にあることから「関東の水瓶」と称される渓谷です。 みなかみ町の秘境と呼ぶにふさわしい、知られざる名所。見どころは、俳人の水原秋桜子(しゅうおうし)が命名した11の小滝と、9kmに渡って流れる美しい清流です。ハイキングで有名な尾瀬の「鳩待峠(はとまちとうげ)」へ続く澄んだ水の流れと、緑の渓谷の絶景を楽しめます。 周辺には、四季折々の景観を楽しみながらリラックスできる温泉地、水上温泉郷や初心者から上級者まで楽しめるスキーリゾートがあり、自然を一日中満喫することができます。秋にはブナ、ナナカマド、ミズナラなどの紅葉が色づきます。壮大な滝と紅葉のコントラストは大原秋桜子が日本一と称えるほど見事で、関東の奥入瀬とも呼ばれるほどです。
丸沼 群馬県の北東部、片品村(かたしなむら)に位置する「丸沼」。周囲2.2kmに及ぶ、奥日光の山々に囲まれたエリアです。 丸沼ではニジマスやコイ、ワカサギ釣りやボート遊びが人気。ファミリーのレジャーにもおすすめのスポットです。丸沼の最狭部には、発電用のダムが設置されています。日本でも数が少ないバットレス形式のダムで、国の重要文化財に指定されています。 周辺にある丸沼高原は冬にはスキー場となり、多くの人が訪れます。温泉に入れる施設もあり、リラックスするには最適な丸沼。時間を忘れて楽しめるので、心身ともに癒すことができます。