天園ハイキングコース 天台山・大平山・鷲峰山の三つの山々の尾根を通る「天園(てんえん)ハイキングコース」。 多くの出入り口があるため様々なルートで楽しめますが、王道は鎌倉五山第一位の建長寺と、国の名勝に指定されている瑞泉寺庭園がある瑞泉寺を結ぶ約2時間のルートです。道中には、雄大な富士山の眺めが楽しめる大平山頂上や、鎌倉屈指の紅葉の名所の獅子舞の谷、美味しいおでんが味わえる天園休憩所などと、見どころがたくさんあります。 天園ハイキングコースは、最高標高でも159mとそれほど高くはありませんが、歩きにくい岩場も多いので、動きやすい服、履きなれた靴で行くようにしましょう。
江ノ島 神奈川県の南部、藤沢市に位置する「江ノ島」。湘南海岸に浮かぶ小島です。対岸とは橋でつながっているので、車や徒歩でも行くことができます。 海に囲まれていることから夏場は海水浴、一年を通してグルメやショッピング、神社などの名所巡りが楽しめる、魅力が詰まったスポットです。近くにある新江ノ島水族館もオススメ。591種類2万7613匹の海洋生物を見ることができます。中でも人気なのが「くらげコーナー」。常に約30種類以上のクラゲを飼育、展示をしています。可愛いクラゲの姿に癒されること間違いなしです。 冬になると江ノ島展望台では、イルミネーションイベントが開催されます。関東三大イルミネーションに認定されたその光景は、まさに圧巻。食事やライブを楽しむこともでき、県内外問わず、多くの人が足を運びます。
龍恋の鐘 神奈川県の藤沢市、江の島に位置する「龍恋の鐘(りゅうれんのかね)」。江ノ島に伝わる天女と龍の恋物語にちなんでつくられたモニュメントです。 恋人とふたりで丘の上に立つ鐘をならし、後ろの金網に南京錠をかければ恋が永遠に続くというロマンチックな言い伝えで有名。丘の上から見渡す景色も絶景で、早朝の空気の澄んだ時間に訪れるのがおすすめ。 散策目的の地域住民も多く訪れるため、カップルだけでなく、友達や大切な人とも気軽に訪れられるスポットです。
七里ヶ浜 神奈川県、鎌倉市の南西部に広がる「七里ヶ浜」。相模湾に面した3㎞ほどの海岸線です。 海底の地形によって形成される複雑な波がサーファーの絶大な人気を集め、1年を通して波に向かうサーファーたちの姿が見られる七里ヶ浜。夕日の絶景スポットとしても有名で、薄く雲のかかる日にはきれいな夕焼け空が見られます。空全体が赤く染まった手前には、江の島のシルエット、さらに奥に富士山を望む「日本」らしい情景を楽しめます。 毎月2週目と4週目の週末には、七里ヶ浜海岸駐車場にてフリーマーケットを開催。多くの人で賑わっています。
材木座海岸 神奈川県の南部、鎌倉市に広がる「材木座海岸」。相模湾に面し、由比ヶ浜の反対側にあるビーチです。 鎌倉時代には日本各地から集まる船で賑わい、交流の港として栄えていた材木座海岸。現在も海水浴客やサーファー、散歩する地元の人など多くの人で賑わいます。遠浅で波が穏やかなため、子どもでも安心して遊べるのが特徴。透明度も高く、ヤドカリやスズキなど海の生き物を観察できます。 日中に体を動かした後は、夕焼けに染まる海岸の景色を楽しむのもおすすめ。夕日が海に沈むにつれて変化する空と海の色が、幻想的な雰囲気を作り出します。 近くには、レストランやショップを併設する「材木座テラス」があります。オーシャンビューを眺めながらいただく料理は格別。鎌倉近郊でとれた食材を使用したこだわりのメニューを楽しめます。
稲村ヶ崎 神奈川県の南東部、鎌倉市に位置し相模湾に面した海岸沿いに続く崖「稲村ヶ崎」。江ノ島電鉄の稲村ヶ崎駅から徒歩5分と、アクセス抜群です。 天気の良い日には、西側に江ノ島と富士山を並べて見ることができる絶好のビュースポットになります。夕方になると相模湾に沈む夕日が一面をオレンジ色に染め上げます。サーフィンスポットとしても有名な稲村ヶ崎。早朝から多くのサーファーがサーフィンを楽しんでいます。 周辺には、1968年に創業した老舗の洋食屋があり、濃厚なデミグラスソースがかかったハンバーグを食べながら稲村ヶ崎の海を一望することができます。
旧一条恵観山荘 神奈川県、鎌倉市の東部に位置する「一条恵観山荘(いちじょうえかんさんそう)」。江戸時代初期の公家・一条恵観が京都に建てた山荘を、1959年に鎌倉へ移築したものです。 天皇の第九皇子として生まれ、摂政・関白といった重職を歴任した恵観。退任後に出家して建てたこの山荘は、里山の雑木林や自然の野趣を好んだ恵観らしい素朴な佇まい。茅葺屋根の建物が四季折々に美しい色を付ける庭の木々に囲まれ、雅な雰囲気を醸し出しています。 建物内部は、障子やふすま、窓格子など随所に手の込んだ意匠が施され、恵観のこだわりが伝わる造作に。裏にはせまる里山と、南を流れる滑川(なめりかわ)の渓流をうまく取り入れた庭園が広がります。 一般公開が始まって今年で3年目。まだまだ多くの人には知られていない、鎌倉の紅葉スポットです。
祇園山 神奈川県、鎌倉市の中心部、鎌倉駅の東側に位置する「祇園山(ぎおんやま)」。鎌倉駅からハイキングができる標高70m弱の山です。 鎌倉幕府の終焉の地、東勝寺跡「腹切りやぐら」と厄除で有名な「八雲神社」を結ぶ約1.5㎞のハイキングコースは、2時間弱で歩ける手軽なコースです。ただし、急な登りや岩場もあるため、スニーカーなどの装備を整えてから臨むのがベター。山頂の見晴らし台からは、鎌倉市街と由比ヶ浜、そして青い海と広い空の美しい景色が望めます。八雲神社、妙本寺、そして東勝寺跡と鎌倉時代の歴史の舞台をめぐりながら森林浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。 妙本寺の裏から見晴らし台に直接登るコースなど複数のコースがあり、時間帯に合わせて楽しめます。 ※ハイキングコースについて:2019年9月の台風15号の影響により、2020年1月現在、通行止めとなっています。計画を立てる際は鎌倉市観光協会のHPをご確認ください。
和賀江島 神奈川県鎌倉市と逗子市の境界地、由比ヶ浜の東端に位置する「和賀江島(わかえじま/わかえのしま)」。 鎌倉時代に築かれた日本最古の築港遺跡です。日本各地や遠く中国から船が訪れるなか、遠浅の海岸での水難事故が多かったため、往阿弥陀仏という僧侶が発起人となって港を築きました。海中に突き出たふ頭は、周辺の伊豆や相模から運ばれた石を積み上げたもので、船を係留するための石柱としての役割も。江戸時代に行われた「鶴岡八幡宮」修復工事の際も、材木や石を運ぶ船が係留したりと大きな役割を果たしました。 築港から780年以上が経った現在は石積みの跡形もなく、干潮時にがれきの石原が姿を現すのみ。しかし、その石原は多様な生き物の心地良い住処となり、潮干狩りや生物観察を目的に多くの人で賑わいます。