根津神社 東京都文京区に位置する「根津神社」。東京の下町に鎮座し、国の指定重要文化財に認定されている歴史ある神社です。 根津神社はおよそ1900年前に、日本書紀や古事記にも登場する日本武尊(やまとたけるのみこと)が創祀した拝殿が起源と伝えられています。 根津神社の境内にあるのは江戸時代に造られた社殿、唐門、透塀や楼門。激しい損傷や劣化などはあまり見られず、当時の美しい姿のまま現存しています。根津神社の見どころは、都内には珍しい千本鳥居。赤く連なるその姿は、伏見稲荷大社を彷彿とさせます。 4月中旬から5月上旬に文京つつじまつりが開催される場所としても有名な根津神社。約100種2,000株と、様々な種類のつつじが植えられているつつじ苑があります。この様々なつつじを見るため多くの人が訪れるほど。また縁結びとして有名な願掛けカヤの木、文豪憩いの石など見どころが数多くあります。 (公開日:2018/07/12 最終更新日:2023/12/14)
谷中 松野屋 東京都台東区、谷中銀座商店街のすぐ近くに位置する「谷中 松野屋」。手仕事で仕上げた暮らしに馴染む日用品を取り扱っており、自然素材を使って作られたカゴ、ザル、ホウキといった荒物たちが店内外に並べられています。 松野屋では、国内やアジア各国の町へ直接足を運び町工場や農家で作られている日用品を仕入れ、販売しています。同時に、純綿100%で作る丈夫な帆布鞄など、時代と人々の「暮らし」に寄り添うオリジナル商品の開発にも力を注いでいます。 日常をちょっと豊かに彩ってくれる、「ベストでもベターでもない、ナイスなものづくり」をコンセプトとした暮らしの道具を見つけに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
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青雲寺 東京都荒川区に位置する「青雲寺」。静かな住宅街の一角に立つ、臨済宗妙心寺派の寺院です。 江戸時代、この辺り一帯は花見の名所だったこともあり、周辺の修性院などとともに「花見寺」と呼ばれていました。行楽地として賑わっていたため、「日が暮れるまでいても飽きない場所」という意味から「ひぐらしの里」と呼ばれていたそう(現在の「日暮里」の地名の由来ともされている)。 境内には、江戸時代後期の小説『南総里見八犬伝』の作者としても知られる、滝沢馬琴の筆塚碑や硯塚碑が置かれており、小説ファンが訪れることもしばしば。 青雲寺は江戸最古の七福神と称される「谷中七福神」の恵比寿像を安置している寺院でもあります。毎年1月1日〜10日に行われる「谷中七福神巡り」の期間のみ、恵比寿像がご開帳します。
hanare 東京都台東区に位置する「hanare」。木造アパートを改装し誕生した「街全体がホテル」をコンセプトに掲げる宿泊施設です。チェックインは、hanareから徒歩約1分の文化複合施設「HAGISO」の2階レセプションスペースで。夕食は谷根千の飲食店で。お風呂は地域住民が愛する4つの銭湯で。hanareはあくまで宿泊棟であり、宿泊者は谷根千の街に繰り出し一晩を過ごすことで、観光地としてではない、本当の「下町情緒」に触れられます。 ほか、hanare宿泊者限定の特別価格で下町情緒あふれる体験アクティビティの予約も受け付けています。尺八体験やガラスに像を写す「湿板写真」体験などラインアップもさまざま。 チェックイン時に相談すれば、英語・中国語対応可能なコンシェルジュが、ゲストの要望にあった谷根千の飲食店や銭湯、体験などを提案してくれます。 旅の記憶に残る「本当の下町」の魅力を探しに、ぜひ宿泊してみてはいかがでしょうか。
谷中ビアホール 東京都台東区に位置する「谷中ビアホール」。古民家をリノベーションし誕生した複合商業施設「上野桜木あたり」に入っているテナントのひとつで、谷中のクラフトビール「谷中ビール」が楽しめるお店です。 古民家を改装した店内は、深い飴色に経年変化を遂げた木材や、昭和時代を思い出させる窓枠につけられたネジ式の鍵、壁に貼られた古い新聞など、そこかしこに「レトロ」が散りばめられています。そこでいただけるクラフトビール「谷中ビール」は、日本のクラフトビールメーカー「アウグスビール」をベースにして作られた谷中を代表する地ビール。谷中銀座商店街となりの観光名所「夕やけだんだん」をイメージしたという褐色のビールは、2種類のホップに焙煎させた麦芽を加えて香り高い味わいに。すっきりと飲めるピルスナービールです。 谷中シリーズのクラフトビールは、谷中ビール以外にも、「谷中ドライ」「谷中ゴールデン」「谷中ビター」の全4種類を用意。ほか、アウグスビールが手がけるアウグスシリーズのクラフトビール4種と、フルーツや香草などでチューニングした、オリジナルフレーバーのビールを揃えています。飲み比べできるセットも用意しているため、お気に入りのクラフトビールを見つけてみてはいかがでしょうか。
HAGISO 東京都台東区に位置する「HAGISO」。築約60年の木造アパートをリノベーションし2013年誕生した、「最小文化複合施設」です。1階には現代芸術家たちの作品を展示するスペース「HAGI ART」と、1杯ごとに丁寧にハンドドリップして作るコーヒーが楽しめるカフェ「HAGI CAFE」が。カフェでは全国各地域の食材を使った朝食「旅する朝食」や、自家製のパフェなどがメニューに並びます。一角には、雑貨販売のスペースも。 2階にはリラクゼーションサロン「HAGI salon」と、ホテル「hanare」のレセプションスペースが設けられています。 アパート時の躯体を残したままリノベーションを行い、入り口すぐにはアパート時の名前「萩荘」の看板がかけられているなど、古き良きものと新しさが融合した谷中の新しい文化施設です。 アートに触れに足を伸ばすのもよし、カフェでのんびり過ごすもよし、リラクゼーションで疲れを癒すのもよし。谷中の下町情緒あふれる町で散策を楽しむ際には、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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天王寺 東京都台東区に位置する「天王寺」。日暮里駅南口すぐに広がる谷中霊園の一角に立つ、天台宗の寺院です。本尊は阿弥陀如来です。 本堂は奈良県の「十輪院」を模倣した古風な姿で、落ち着きのある寺院建築と、門などに見られるモダンな建築が見事に調和した景観が印象的。江戸時代には「富くじ」興行がここで行われ(現代の宝くじのようなもの)、多くの人たちで賑わっていたそうです。その人気ぶりから、江戸では同じく富くじが行われていた「目黒不動滝泉寺」「湯島天満宮」と並び、「江戸三富」とも呼ばれていたほどでした。 境内の「毘沙門堂」には、「江戸最古の七福神」として知られる「谷中七福神」の毘沙門天が安置されています。毎年七福神巡りが開催される1月1日〜10日にはご開帳し、その姿を拝観できます。
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修性院 東京都荒川区に位置する「修性院(しゅしょういん)」。「青雲寺」から徒歩約2分という場所に立つ、日蓮宗の寺院です。 印象的なのは、道路に面して設けられた桜色の塀。ここには、荒川区出身の画家である吉野健一氏が描いたさまざまな布袋尊の姿が描かれています。修性院は「江戸最古の七福神」とされる谷中七福神の、布袋尊像を安置する寺院。柄に描かれた四季をモチーフにした布袋さまの姿から、温厚で優しい布袋さまの性格を見ることができます。 隣の「青雲寺」と同様、江戸時代には花見スポットとして人気があったことから、「花見寺」とも呼ばれています。江戸時代を代表する浮世絵師である歌川広重の『名所江戸百景』に描かれている日暮里寺院の林泉は、修性院の春の景色であるといわれています。
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東覚寺 東京都北区に位置する「東覚寺」。真言宗豊山派の寺院です。本尊を不動明王とし、本堂のほか、門の前には「明王堂」と呼ばれる御堂があります。 回復のパワースポットとしても知られている東覚寺。明王堂の前には赤紙で覆われた2つの「赤紙仁王尊」が立ちます。向かって右側が阿像、左が吽像で、1641年に造立されました。「仁王尊に自身の体の悪いところと同じところに赤紙を貼ると治る」と信仰され、病気やケガを治そうと赤紙を貼りにくる参拝者は後を断ちません。 東覚寺は、「江戸最古の七福神巡り」とされている「谷中七福神」の福禄寿を安置している寺院でもあります。毎年七福神巡りが開催される1月1日〜10日の10日間には、本堂に福禄寿の像がお目見えします。
谷中銀座商店街 東京都台東区、日暮里駅から徒歩約5分に位置する「谷中銀座商店街」。谷根千エリアの代表的な観光スポットのひとつです。全長約170mの商店街には、グルメ、土産屋、雑貨屋など多彩な業種約60店舗が並びます。平日・休日問わず、下町情緒に触れようと多くの観光客が訪れる人気の商店街です。 商店街ではオリジナル公式キャラクター「せんちゃん」が描かれたスタンプカード「せんちゃんお買い物スタンプ100」の配布も行なっており、おトクに商店街で買い物ができるなどの特典が受けられます。 商店街から日暮里駅へと歩いていくと現れる石段は「夕やけだんだん」と呼ばれ、石段の上からは賑わう商店街の全景を眺められます。レトロな景観を写真に収められるフォトスポットとしても人気です。
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長安寺(東京都台東区) 東京都台東区に位置する「長安寺」。臨済宗妙心寺派の寺院で、「江戸最古の七福神」としても知られる「谷中七福神」の寿老人(壽老人)を安置しています。また、上野王子駒込辺三十三ヶ所観音霊場の22番札所でもあります。 開創は1669年で、千手観世音菩薩を本尊としています。境内には狩野派の画家である狩野芳崖のお墓があることでも有名。西洋の画法を取り入れた画風で知られ、絶筆『悲母観音図』は重要文化財に指定されています(東京芸術大学所蔵)。 本堂に安置されている寄木彫刻で作られた寿老人の像は、徳川家康公が納めたとされています。毎年1月1日〜10日に開催される「谷中七福神巡り」で、その姿を拝観できます。
湯島天満宮 東京都の文京区、湯島に位置する「湯島天満宮」。「湯島天神」として親しまれる学問の神様菅原道真(すがわらのみちざね)を祀った神社です。 創建は今から1500年以上前の458年といわれ、江戸時代には将軍徳川家の崇拝を受けて栄えました。境内には約300本の梅の木が植えられています。 学問の神様のご利益にあやかろうと、受験シーズンにはお守りを求める人で賑わうのがここでの風物詩に。格言の入った五角(合格)鉛筆やランドセルの形の学業お守りなど、ユニークな授与品も人気です。 周辺には湯島聖堂やアメ横があり、秋葉原や上野動物園も徒歩でアクセスできます。東京見学の際にはぜひ訪れてみてはいかが。
サクラホテル日暮里 東京都文京区に位置する「サクラホテル日暮里」。下町情緒が残るエリア「谷根千」に佇む多国籍ホテルです。 客室は、和室と洋室の2パターンを用意。1部屋4名まで収容でき、家族での旅行やスクールトリップでの利用にもぴったりです。 24時間営業のカフェには、一流ホテルと同レベルの設備がそろったスイーツ専用キッチンが完備。サクラホテルが経営する自社農場「東北牧場」から届く季節の野草を使用したオリジナルスイーツがいただけます。オーガニックメニューも多数そろい、カフェは宿泊者のほか、昼夜問わず地域住民の憩いの場としても利用されています。
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ギャラリー猫町 東京都の中央部、台東区にある「ギャラリー猫町」。猫のまちとして知られる谷中にあるギャラリーです。 ギャラリー猫町は名前の通り、猫専門のギャラリー。閑静な住宅街の中にある一軒家を活用した建物も特徴のひとつです。展示は猫にまつわる企画展のみで、絵画や陶芸など展示ジャンルはさまざま。ワークショップやイベントが開催されることもあります。 近くには「谷中銀座商店街」があり、猫に関連した食べ歩きフードも。商店街にある「7匹の木彫り猫」を探しながら、じっくり散策するのもおすすめです。 (写真:ギャラリー猫町 © naitwo2 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示2.0 国際)https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0/ )
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指人形笑吉 東京都の東部、台東区に位置する「指人形笑吉」。指人形劇の上演や似顔人形の制作を手がける工房です。 同工房では、職人の露木光明氏がすべての指人形をひとりで制作しています。石粉粘土で体型を形どり、アクリル絵の具で色をのせてつくった指人形に服を着せたら完成。指人形の表情は粘土を触っているときに感覚で決めており、なかでも、お年寄りの豊かな表情や笑顔を追求しているそう。工房名にもある「笑吉」も、露木氏が制作したおじいちゃん指人形の名前から来ています。 工房では、1日7回指人形劇を上演。表現豊かで躍動感あふれる人形たちの動きに目が離せません。似顔人形のオーダーもでき、常に1年以上注文待ちの状況が続くほどの人気ぶり。世界で一つだけの人形をオーダーしてみてはいかが。