青の洞門 大分県の北部、中津市に位置する「青の洞門(あおのどうもん)」。名勝地、耶馬溪(やばけい)の競秀峰(きょうしゅうほう)の裾野が山国川(やまくにがわ)に面する場所に掘られたトンネルです。 岩壁沿いのきわめて危険な鎖道で命を落とす人を見て心を痛めた僧侶・禅海(ぜんかい)が、托鉢により集めた資金で石工を雇い、自らもノミを手に30年の月日をかけて完成させたという歴史を持ちます。 現在のトンネルは改修工事後のものですが、当初の手掘りのノミの跡や明かり取り窓などを見ることができます。 「青の洞門」の「青」は周辺の地名に由来。トンネルが青いわけではありませんが、対岸に青い花・ネモフィラが地域住民によって植えられています。毎年4月には満開になり、風光明媚な渓谷に色を添えています。
深耶馬渓 大分県の北西部、中津市耶馬渓町に位置する渓谷「深耶馬渓(しんやばけい)」。深耶馬渓は、九州屈指の紅葉スポットと言われる耶馬渓エリアの1つで、「深耶馬渓」のほかに、「本耶馬溪」「裏耶馬渓」「奥耶馬渓」からなります。 深耶馬渓には、一目で八つの景色を眺めることができる「一目八景(ひとめはっけい)」があり、耶馬渓の中でも有名なスポットとなっています。秋の紅葉が非常に綺麗なのはもちろんのこと、どんなシーズンも楽しめることが見どころの1つです。 深耶馬渓周辺にはほかの耶馬渓があります。本耶馬渓町・耶馬溪町・山国町からなる耶馬渓エリアには「青の洞門」や「耶馬渓橋」などのスポットがあります。また、一目八景を楽しめる「一目八景展望台」があり、深耶馬渓の景色が堪能できます。