鶴ヶ城 福島県の中東部、会津若松市に位置する「鶴ヶ城(つるがじょう)」。その地名から「(会津)若松城」と呼ばれることもあります。 1384年に築かれ、天下の名城として知られてきました。現在の敷地はおよそ280,000㎡ですが、城が栄えた時代はさらに広大であったとされています。江戸時代に起きた戊辰戦争の戦地となり一度は取り壊されましたが、1965年に多くの寄付が集まり再建されました。 城内の博物館には会津の武家文化や幕末の歴史についての展示を見ることができ、最上階からは城下町を一望できます。麟閣(りんかく)と呼ばれる歴史ある茶室もあり、見学のみならず実際に抹茶を味わえます。 敷地内には約1000本の桜が植えられており、4月中旬から見頃を迎えます。「全国さくらの名所百選の地」にも認定されているお花見の人気スポットです。休憩所には軽食もあり、売店では会津の民工芸品、清酒、漆器など伝統的な品を購入できます。
東山温泉 福島県会津若松市の中心地から、車で約10分の距離に位置する「東山温泉」。自然と歴史豊かな温泉街です。 1,300年の歴史がある東山温泉は、日本の名僧である行基が発見したとされています。江戸時代には会津藩の湯治場(とうじば)として栄えたほか、竹下夢二や与謝野晶子が愛した温泉としても有名です。 東山温泉はサラサラのお湯が特徴的で、高血圧や運動器障害などの改善が期待されます。 また、一年を通して移り変わる自然の姿も見もの。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪見風呂と四季折々の姿が楽しめます。四季の情景に合わせ、8月には「お湯かけまつり」、「東山温泉盆踊り」が開催され、夏の風物詩として人気を誇ります。 ほか、江戸時代から技を受け継いでいる芸者たち、通称「東山芸妓(げいこ)」の三味線や唄も有名です。宿泊した際はぜひ東山芸妓の達者な芸や奥州グルメも堪能してみてください。
芦ノ牧温泉 福島県会津若松市の南部に位置する「芦ノ牧(あしのまき)温泉」。市内から車で約25分の距離にあります。温泉郷の歴史は古く、当時は多くの人が足を運べなかったことから「幻の温泉郷」と伝えられてきました。 温泉街には十数軒の温泉宿が立ち並び、自然に囲まれながらゆったりと時間を過ごせます。オススメは各宿泊施設のフロントで購入できる「湯めぐり手形」。一枚1,000円で三箇所の温泉を自由に散策できます。宿の温泉以外にも「四季折々の花々」と呼ばれる公園では、自然を楽しみながら無料で足湯に浸かれます。 周辺には「塔のへつり」と呼ばれる吊り橋があり、藤の花や紅葉のシーズンに美しい風景が見られます。観光地を巡る際には温泉まんじゅうやそば、地酒など会津グルメも欠かせません。季節ごとのイベントも充実しており、冬には雪遊びやかまくらを楽しめるスノーパーク、夏には盆踊り大会などが開催されます。