篠山城大書院 兵庫県の中東部、篠山(ささやま)市に位置する「篠山城大書院」。1609年に篠山城とともに建てられた歴史ある建物です。一度は焼失していまいましたが、2000年に再建され現在に至ります。 床面積739.33㎡、棟高12.88mを誇り、入母屋造とこけら葺きの屋根が特徴。大書院は、天守のなかった篠山城における中心的な建物でした。木造住宅建築としては非常に大きく、その規模は二条城の「二の丸御殿遠侍」に匹敵するほど。二の丸御殿遠侍は将軍が宿として利用した過去もある第一級の建物で、それを踏まえると篠山城大書院の規模の凄さがわかります。 周辺には、そばや黒豆、猪の肉を使う郷土料理の店があります。イベントも多く、年初には大書院にて書き初め大会、秋には篠山城が戦国ムードに染まる「戦国祭」が開催されます。
河原町妻入商家群 兵庫県の中東部、篠山(ささやま)市に位置する「河原町妻入(つまいり)商家群」。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている、篠山城の城下町です。 街道に沿って、丹波地方特有の間口が狭く奥行きのある妻入りの商家が立ち並びます。家屋に施された千本格子や荒格子、袖壁が風情ある町並みを今に伝えています。600mほどの町並みには、篠山市指定文化財の「西坂家住宅」をはじめとする文化財が点在。実際に歴史ある文化財に触れてみることはもちろん、古民家を利用した雑貨屋を巡ったり、名物の黒豆パンを味わうことも楽しみ方の一つです。 周辺には、国指定重要文化財の春日神社能舞台がある「春日神社」や明治時代の裁判所の建物を使い、王地山焼の品々などを展示している「篠山市立歴史美術館」があります。