別子銅山 愛媛県新居浜市の南東部に位置する「別子銅山」。江戸時代に鉱脈が発見されてから1973年に閉山するまで、282年の長きにわたり銅を供給し続けた銅山の遺跡です。 深い森に残る赤レンガや花崗岩の遺構群は、誰からともなく「東洋のマチュピチュ」と呼ばれるように。壮大な貯鉱庫や坑道跡は、この銅山から産出された銅が、日本の近代化の礎になったことを物語ります。 周辺には、銅山の歴史を物語る施設が2つあります。 かつて銅山を経営していた住友グループが運営する「別子銅山記念館」では、数々の古文書や写真などの資料を展示。銅の運搬に使われた蒸気機関車や、江戸時代の輸出向けの銅などの歴史遺産も見どころです。 テーマパーク「マイントピア別子」には、銅山の巨大ジオラマや、鉱山列車の乗車体験など、様々な角度から銅山を知ることができるアトラクションが用意されています。 ぜひ遺跡群と併せて訪れて、理解を深めてみてくださいね。