栗林公園 香川県北部の高松市に位置する「栗林(りつりん)公園」。400年の歴史を誇る大名庭園です。借景となる紫雲峰まで含めると、東京ドーム16個分の広さを誇ります。 広大な敷地には池泉や築山が配置され、歩くたびに違った景色が楽しめることから「一歩一景」といわれています。見どころの一つ、「根上がり五葉松」は徳川家将軍時代からの藩主である松平家に贈られた盆栽の松が大きく成長したもの。随所に歴史の深さが感じられます。 歴代の藩主に愛された「掬月亭(きくげつてい)」は、湖のすぐそばに床を低くして造られた数寄屋造の建物。畳に座れば船の上にいるように感じられ、その名の通り湖上に映る月を掬(すく)うこともできそうです。 春の桜、秋の紅葉時のライトアップ期間には、ステージイベントや出店のほか、和船の夜間運行も楽しめます。
高松城跡 香川県北部の高松市に位置する「高松城跡」。瀬戸内海に面して築かれた400年の歴史を誇る海城で、一帯は「玉藻(たまも)公園」として整備されています。 かつて天守閣があった本丸には、市民の悲願により、本格的な石積みの天守台が再建されました。上に登り穏やかな瀬戸内海と島々を眺めれば、気分は一国一城の主。 海城のため、三方を囲む堀には海水がひかれており、鯛やフグといった海水魚が泳いでいます。和船にのって堀めぐりをしながら、鯛に餌やりをするというめずらしい体験ができます。 桜の季節には、ぼんぼりの灯りでライトアップされた「桜の馬場」が無料開放され、夜桜見物も楽しめます。 高松駅から徒歩5分という市街地にありながら、のんびりと歴史散策のできるスポットです。