オランダ坂 長崎県長崎市南部、東山手町と南山手町に位置する「オランダ坂」。幕末の開国後、地元の人々が西洋人全般を「オランダさん」と呼んでいたため、「オランダさん」の住む外国人居留地の坂が「オランダ坂」と呼ばれるようになりました。 青い空に南国らしいシュロの木が映える晴れた日、雨に濡れた石畳の様子、ツタのからまる石塀と、どこをとっても絵画のよう。 一帯は「重要伝統的建築物保存地区」に指定され、かつて貿易商人、領事、船員や宣教師が家族と暮らした洋館が点在しています。海に向かって開けた広いベランダや庭のテラスなど、まるでヨーロッパのような雰囲気が漂います。ゆったりと散策して、歴史や風情を存分に楽しんでみては。 グラバー邸や大浦天主堂も徒歩圏内に位置しています。
眼鏡橋 長崎県長崎市の中心地に位置する「眼鏡橋」。市内を流れる中島川にかかる石造りのアーチ橋です。江戸時代、毎年流される木造の橋を見かねて、近くにある興福寺の住職が、中国から石工を招待して架けさせたという本格的な石橋が印象的。 アーチが水面に映り二つの円が並ぶと、メガネのように見えることからこの名前がつきました。その丸く愛らしいフォルムを写真に収めようと、多くの観光客が訪れています。 隣にかかる橋の上から眺めたり、川沿いにおりて眺めたり。風のない晴れた日には水面にアーチがくっきり映り、完璧なめがねが出現します。 橋が架かる中島川の岸壁の石垣には、触れば恋が叶うというハート型の石がいくつかあり、探しながら歩くのも楽しみ方の一つ。 あたりは市街地ですが、のんびりした雰囲気が漂います。橋を眺めながらゆったりコーヒーを飲んで過ごすのも素敵ですね。