横浜税関 神奈川県横浜市、横浜湾からほど近くに立つ「横浜税関」。「クイーン」の愛称で親しまれる同館は、イスラム寺院風のドームを有しエキゾチックな雰囲気が漂います。横浜の開港当初から、街を守る施設として活躍してきた横浜税関では、その歴史にたっぷりと触れて学べる施設です。 関東大震災で一度は倒壊しましたが、1934 年に再建され現在の姿に。横浜市認定歴史的建造物に登録された本庁舎の 1 階には、資料展示室「クイーンの広場」があります。クイーンの広場の入口では、税関イメージキャラクターのカスタム君がお出迎え。同館は、税関の歴史や役割、密輸の手口を学べる他に、金属探知機などを体験できるコーナーなどが充実しています。
指路教会 神奈川県、横浜市の中区に位置する「横浜指路教会(しろきょうかい)」。1874年に建てられたプロテスタント派の教会です。 宣教師、および医者としてアメリカから来日したヘボン博士。当時の日本はキリスト教が禁止されていたため、横浜居留地に居を構えて医療にあたりながら、英語塾を開いていました。現在も日本で用いられているローマ字の表記法「ヘボン式」の考案者でもあります。 英語塾の塾生達の中で教会設立の気運が高まり、赤レンガの教会が建設されたものの、関東大震災によって初代教会は壊滅。現在の建物は再建後の姿です。アーチ、列柱、バラ窓、鐘楼とシンプルかつ重厚な外見が魅力。内部も華やかさを抑え、静かな祈りのためのスペースに。礼拝や教会学校など多くの信者が集まる現役の教会です。
ブラフ18番館 神奈川県、横浜市中区の山手エリアに位置する「ブラフ18番館」。白い壁にオレンジの屋根とミントグリーンの窓枠が映える可愛らしい洋館で、元々は関東大震災後に建てられた、オーストラリアの貿易商の邸宅です。 1991年までは山手カトリック教会の司祭館でしたが、現在は横浜市に譲り受けられ、イタリア山庭園内で一般公開されています。 中に入ると、素敵な上げ下げ窓から差し込む優しい自然光が印象的なダイニングルームが目の前に広がります。テーブルの上には素敵な調度品がそろえられ、邸宅時代の様子を残しています。ダイニングから続くサロンは、100年前のピアノと暖炉があり、木のぬくもりを感じる暖かな空間。定期的にコンサートなども開かれています。 クリスマスシーズンには、大きなクリスマスツリーや暖炉の靴下などの飾りが楽しめます。同じイタリア山庭園内にある明治時代の洋館「外交官の家」とあわせて訪れてみてください。