仁和寺 京都市西部に位置する真言宗御室派の総本山「仁和(にんな)寺」。仁和4(888)年に創建されたことから、当時の元号をとって名付けられました。1994年に「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されています。 1467年の応仁の乱で建物の多くを焼失しましたが、約160年後、天皇の住まいである御所から建物を移築して再興。格式ある御所風の建築物が多いことが特徴です。 現在でも国宝の「金堂」、重要文化財の「五重塔」や「仁王門」、「御影堂」など江戸時代の歴史的建造物が残ります。境内の「霊宝館」には国宝の「阿弥陀三尊像」や重要文化財の「吉祥天立像」が所蔵されており、春と秋の名宝展で一般公開されます。 樹高が低く遅咲きの「御室桜(おむろざくら)」の名所としても親しまれ、毎年春には薄ピンクの桜が境内に彩りを添えます。
東映太秦映画村 京都府の京都市、右京区に位置する「東映太秦(とうえいうずまさ)映画村」。1975年にオープンした、日本の時代劇を主とした映画のテーマパークです。 東映京都撮影所のセットを公開し、時代劇の撮影を見学できるようにしたのが東映太秦映画村の始まり。現在は撮影見学だけでなく、本格的な時代劇の衣装を着ての写真撮影や、時代劇の殺陣(たて)ショーも楽しめます。小さなお子さんにはアクションヒーローのショー、忍者教室も人気です。時代劇のセットに入り込めば、まるで江戸の世界にタイムスリップしたよう。舞妓さんになりきって町をシャナリシャナリと歩いてみたり、忍者に扮して走り回ったり。楽しみ方が何通りもあるスポットです。