弘前城の写真スポット&見どころ
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桜の美しさや桜まつりの規模から、「日本一の桜名所」といわれる弘前城。

2025年の弘前城の桜は【4月19日(土)〜開花、4月24日(木)〜満開】となる予想です(*)。

この記事では、青森県のなかでも屈指の桜名所・観光スポットとして知られる弘前城の、写真スポットや季節のイベントを紹介します。

各スポットの説明文ではその場所の歴史にも触れています。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

*:桜ナビ2025|お天気ナビゲータ

※本記事に掲載の情報は2025年4月時点のものです。諸事情により変更となる場合がありますので、お出かけの際は各公式サイト等で最新の情報をご確認ください

弘前城の写真スポット&見どころ

弘前城の桜

満開の桜に囲まれた弘前城の天守

春の弘前城

弘前城は全国的にも有名な桜スポットです。この地に桜が初めて植えられたのは1715年のこと。津軽氏が京都から15の桜の木を持ち帰ったことがきっかけです。

今ではその数は2,500本に増え、毎年多くの花見客を楽しませています。

弘前の桜は一本一本の枝を花びらがビッシリと埋め尽くしており、そのため花の重みで少し垂れているのが特徴です。

これはリンゴの木などに用いられる特殊な剪定技法によるもので、若い枝にもしっかりと花がつくのが特徴です。

その高度な技術によって美しいシルエットが維持されており、園内では日本で最古のソメイヨシノも見ることができます。

日本最古のソメイヨシノの全体像

弘前公園の日本最古のソメイヨシノ

弘前城の橋

弘前城は周りを濠に囲まれていることもあり、9つもの橋がかかっています。

下乗橋から見る弘前城と桜

下乗橋から見る弘前城と桜

「春陽橋」「亀甲橋」「一陽橋」は市街地と城内を結ぶ橋です。その一方、「杉の大橋」「波祢橋」「賀田橋」「石橋」は城内の各所を結ぶ橋として機能しています。

最後に「下乗橋」「鷹丘橋」は城内の内濠と本丸をつないでいます。

弘前城の濠

夜間に濠の水面に反射する桜

桜を映す外濠

弘前城を囲む濠は敵の攻撃や侵入を防ぐために作られました。「外濠」を始め、天守付近を囲む「中濠」や「内濠」など当時の姿のまま残されています。

満開の桜に囲まれた西濠

満開の桜に囲まれた春の西濠

その中でも外濠と西濠は桜の季節にオススメです。西濠付近には「桜のトンネル」と呼ばれる通りがあり、辺り一面満開の桜で埋め尽くされます。

また、外濠の水面が桜の花で埋め尽くされる「花筏(はないかだ)」も必見です。

散った桜で埋め尽くされた弘前城の濠

散った桜で埋め尽くされた弘前城の濠

弘前公園の桜情報

【2025年の見頃】
●開花予想:2025年4月19日(土)〜
●満開予想:2025年4月24日(木)〜

【弘前さくらまつり】
●期間:2025年4月16日(水)~5月5日(月)
●会場:弘前公園
●ライトアップ実施:あり
●ライトアップ期間:2025年4月16日(水)~5月5日(月)
●ライトアップ時間:日没~22:00
●公式サイト:弘前さくらまつり
※まつり期間中は園内一部区域が指定時間のみ有料。詳細は公式サイトで確認を

五つの櫓

弘前城には天守・辰巳櫓・未申櫓・丑寅櫓・与力番所と五つの櫓(やぐら)が残っています。

雪化粧をした弘前城天守と石垣

雪化粧をした弘前城天守と石垣

天守(御三階櫓)は弘前城の本丸で、東北地方に現存する天守閣で唯一江戸時代に建てられたものです。

1627年に一度火事で燃えてしまいましたが、幕府から許可が下りずしばらく再建されませんでした。

しかし、ロシアからの脅威が増していたことなどを理由に、約200年の歳月を経てとうとう新たな天守が建てられました。

弘前城天守(弘前城史料館)

弘前城天守

弘前城天守 外観 (弘前城史料館)
天守の内部は史料館として使われています。1階には当時の刀や槍といった武器、2階には日常生活品、3階には弘前城の模型と日本に現存する48の城の写真が展示されています。

弘前城の門

弘前城の大手門の外観

弘前城の大手門

弘前城には3つの入り口があります。正門である「追手門」「東門」、北側に位置する「亀甲門」です。

特に追手門は非常に貴重なもので、戦国時代の建築用法である素木造り(漆や朱塗りを施さず、木材をそのままの状態で使い建築すること)を残しています。

弘前城の東内門の外観

弘前城の東内門

いずれかの門をくぐると「二の丸」に出ます。二の丸から城内に行くには「東内門」もしくは「南内門」を通る必要があります。

桜や紅葉の季節はぜひ、南内門をご利用ください。四季折々の壮観な景色が広がっています。

南内門の向こうに見える紅葉

南内門から覗く秋

弘前城のイベント

4月〜5月『弘前さくらまつり』

ライトアップされた夜桜

ライトアップされた夜桜

4月の終わりから5月の頭にかけて弘前城の桜は満開を迎えます。日中はもちろんですが、圧巻は夜のライトアップ。

桜のピンクや光が濠の水面に反射し、幻想的な夜桜を楽しむことができます。開催期間中は朝の7時から21時まで開園されます。

弘前公園の桜情報

【2025年の見頃】
●開花予想:2025年4月19日(土)〜
●満開予想:2025年4月24日(木)〜

【弘前さくらまつり】
●期間:2025年4月16日(水)~5月5日(月)
●会場:弘前公園
●ライトアップ実施:あり
●ライトアップ期間:2025年4月16日(水)~5月5日(月)
●ライトアップ時間:日没~22:00
●公式サイト:弘前さくらまつり
※まつり期間中は園内一部区域が指定時間のみ有料。詳細は公式サイトで確認を

10月〜11月『菊と紅葉まつり』

赤やオレンジ染まった紅葉と門

秋の弘前城

弘前城は何も春の桜だけではありません。秋には約1,000本もの楓が鮮やかに染まります。

紅葉の赤やオレンジ、そして菊の花の黄色が場内をカラフルに彩り、秋の訪れを告げます。

弘前城は一年を通して楽しめるといわれる所以がここに。

雪灯篭まつり

無数の雪灯篭

雪灯篭まつり

弘前城の「雪灯篭まつり」は約30年の歴史を誇るお祭りです。灯篭の温かい光が園内を照らすその光景は、寒さがしみる季節にも心に暖かさを与えてくれます。

小さなかまくらも造られるので、ぜひ雪国の冬を堪能してはいかがでしょうか。

弘前城の歴史

1590年、津軽地方の統一を成し遂げた大浦為信はその功績を豊臣秀吉に高く評価されます。

また、関ヶ原の戦いの勝利に大きく貢献したこともあり、津軽地方の領有権を与えられました。

その際、自らの名前を大浦為信から津軽為信に変え、1603年に新たな居城として高岡城(後の弘前城)の築城を開始します。

しかし、為信はその完成を見る前に58歳で亡くなってしまいました。

その後、弘前城は1611年(慶長16年)に完成。城下町の発展と共に堤防なども建築され、より強固な城として成長していきます。

雷に打たれ天守閣(当時は五層の大天守)などが焼失する事件が起きましたが、本州の最北部という立地を重要視した徳川幕府は城の再建と強化を積極的に行いました。

弘前城へのアクセス

最寄り駅:JR 弘前駅、市役所前駅(バス停)

青森駅から

JR奥羽本線 / 弘前方面
→【弘前駅】
弘南バス / 土手町循環
→【市役所前バス停】→ 徒歩(約5分)

八戸駅から

青い森鉄道 / 青森方面
→【青森駅】
JR奥羽本線 / 弘前方面
→【弘前駅】
弘南バス / 土手町循環
→【市役所前バス停】→ 徒歩(約5分)

青森空港から

高速バス / 弘前バスターミナル行き
→【弘前駅】
弘南バス / 土手町循環
→【市役所前バス停】→ 徒歩(約5分)

車でのアクセス

最寄りIC:東北自動車道  大鰐IC(約25分)
弘前公園周辺の駐車場:弘前文化センター駐車場(有料)、弘前市役所駐車場(有料)、弘前市立観光館駐車場(有料)、臨時無料駐車場あり

弘前城の周辺情報

全国のお花見スポット情報

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